人は何度でもスタートできる。

新しい年、新しい年度、春、卒業、出会い、別れ。

春が近づいてくるのと同時に、冬景色に爽やかな色彩が色づきはじめ

ワクワクする空気と澄んだ香りに、今年は少しふわふわした気持ちです。

IMAGINEも今年の5月で丸6年、7期目を迎えようとしています。

10年以上お世話になったデザインプロダクションを辞めると決めた時。

そして独立して事業を始めようと思った時。

あの頃、どうだったかというと・・・正直、期待より不安のほうが多かったかもしれません。

それまでは、組織の中で守られた立場で好き勝手にクリエイティブをしていました。

どこかで甘えている自覚がありながらも、自分の力を試してみたい！

そしてもっと自分なら出来るんじゃないかとのぼせていたところもあったかもしれません。

現実はもちろん甘くはなく、自分の力のなさ、営業力のなさ、誰も怒ってくれる人がいない。

正しく導いてくれる人もいない。すべては自分の評価。価値を感じてもらえなければ仕事はこない。

とにかく出来ることはすべてやろう！120％でやろう！損得なしでやろう！

開業当初は覚えていないぐらい気持ちが空回りして、がむしゃらで不安だらけでした。

ただ、そんな中、前のプロダクションでも部下だったデザイナーの白い子が入り

仕事が重なった時には、二人で手分けをして山積みになった案件をこなし、暇な時には

やばい・・・仕事ないじゃん・・・と不安のおすそ分けをして、いつの間にか

また一人、また一人とスタッフも増えてきて気づいたら早6年。

あっという間のような・・・長かったような・・・日々。

今日、スタート当初からIMAGINEの中核を担ってくれた白い子がIMAGINEを卒業します！

有り体に言えば、人生にはやはり何度か節目というものがやってきます。

多分、彼女にとってもIMAGINEにとっても「それ」が今なのでしょう。

終わりが来るということは、スタートがそこにあるということです。

そして新しくスタートすることは、勇気もいるし、パワーも必要だけどとても素晴らしいことです。

そのタイミングを逃さずにチャレンジ出来るということはそれだけで幸せなことかもしれません。

この場を借りて、ぼくの好きなコピーを記させてください。

チャレンジして生きていくすべての人の心にささる名コピーです。

今年、あなたはひとつ歳を取る。

その度に、年相応似とか、

いい歳してとか、つまらない言葉が、

あなたを縛ろうとする。

あなたは、耳を貸す必要なんてない。

世間の見る目なんて、

いつだって後から変わる。

着たことのない服に袖を通して、

見たことのない自分に心踊らせる。

ほかの誰でもない「私」を楽しむ。

そんな2017年が、

あなたには必要なのだから。

年齢を脱ぐ。

冒険を着る。

（2017年のそごう・西武　百貨店の広告コピー）

今日まで、ほんとにありがとうございました。

今のIMAGINEがあるのは間違いなく、あなたがいてくれたおかげです。

6年間おつかれさまでした！

IMAGINEもここから新たにスタートを切ります。

どんな1年になるのか楽しみに、みんなの力を頼りに進みたいと思います。

「冒険を着よう！」

IMAGINE　-BRANDING AND DESIGN -
イマジン −ブランディングアンドデザイン−
CREATIVE DIRECTOR  霜方 和弘