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update:2021.07.09

幸せのちから

「お前にはできない!なんて絶対に誰にも言わせるな!父であるオレにさえだ」

 

このセリフは、幸せのちからという映画でウィル・スミスが演じる

実在の人物、クリス・ガードナーが息子に言ったセリフです。

息子にバスケ選手はあきらめろと言ったあとに、「うん、わかった」と

素直に聞く息子に対して放った言葉です。

 

ぐわっと胸を掴まれるようなセリフです。

とても重く、優しい言葉ですよね。

自分も、父親に言われて心に残っている言葉があるんですよね。

 

「お前は、デザイナーには向いていない」

「お前は、No.2が向いている」

 

これを言われたタイミングをしっかりとは覚えていませんが

「そうか・・・」と思った反面「くやしい」って思ったのを覚えています。

 

仕事をする上で、いつもこの2つの言葉を思い出します。

どういう意味で言ったのか真意のほどはわかりませんが、

ぼくは、これらの言葉を、2つの意味で捉えているんですよね。

 

「デザイナーに向いていない」

“じゃあ、一流のデザイナーになってやる!”

“デザイン向いてないなら企画力で勝負したる!”

 

「No.2が向いている」

“じゃあ、No.1になってやる”

“主役じゃなくていい!徹底したサポート役で活躍しよう”

 

まぁ、都合のいいように解釈していると言えばそうですが、

うちの父親は、とても頭の切れる人だったので

ぼくの性格をわかったうえで言った言葉だったんだろうなーって今では思っています。

 

厳しい人だったけど、ガレージでエンジンをかけていると、

「いい音してるな」ってよく言ってたな。

今でもたまに、仕事のことを相談したくなるけど

他界しているので、難しいですね。

 

この映画のクリス・ガードナーは最終的には

サクセスストーリーを駆け上がるんですが、とてもすごいなって

思えるところが、見返りを求めないでがむしゃらに進むところなんですよ。

 

見返りって求めたくなっちゃうじゃないですか、人間だもの。

 

でも、信念を持って行うことや、大切なひとを守るとかって

ただ、信じて前を向くってことが大事なのかもしれないですよね。

 

最近、新しいことに向かう時、楽しみがある反面、ちょっと躊躇するというか、

尻込みするようなところがあるんですが・・・

 

「出来ないなんて誰にも言わせない」

そう、信じたいなーと思う40超えたおっさんでした。

 

では、ごきげんよう。

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CREATIVE DIRECTOR  霜方 和弘

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