恋は、遠い日の花火ではない。

僕ぐらいの年齢の人には、なつかしいフレーズなんじゃないでしょうか。

90年代に流れていたサントリーオールドのCMで、長塚京三さんや田中裕子さんがピョンと跳ねる演出も印象的でした。

「毎日うちの弁当だけじゃ飽きちゃうでしょ？」

「弁当だけじゃ・・・ないから」

「恋は、遠い火の花火ではない　OLD IS NEW」

CMってほんとドラマチックだなーってはじめて意識したのがこのCMかもしれません。

それ以来、このコピーは好きなコピー上位を独占しています。

もちろん当時は、ターゲットの年齢ではないんですが今となってはしっかり

ターゲット層になり、ふとした日常のちょっといつもと違う瞬間に

「うまいこと言うな～」とあらためて納得したりもします。

広告コピーってほんと一瞬で心に入ってくるというか、

言葉の強さがすごいですよね。

例えば、みなさんよくご存知のタワーレコードの

「NO MUSIC, NO LIFE,」

だれもがわかる単語の組み合わせで音楽好きの心を撃ち抜く言葉ですよね。

音楽のない生活なんて考えられないし！激しく同意です！

広告コピーじゃないけど、ネーミングでも

ストレートに意味が伝わり余韻があるような表現にドキッとしてしまいます。

たとえば、

○国境なき医師団

すごく秀悦なネーミングだと思いませんか？

想いや思想がストレートに伝わる表現ですよね。

○無印良品

こちらも同様に端的にブランドの良さを感じます。

広告表現もとても素敵ですよね。

ネーミングもコピーも独特の強みがありますよね。

歌の歌詞に通じるものがあるのかな。

高校生のころはよくオリジナルの歌を作っていました。

もう今見たら赤面ものです。。恥ずかしすぎます。

でも今考えるとあのころから「言葉を使う」ことは好きだったのかなって思いますね。

下手でも何でも伝えたい意思があれば

言葉は届くと信じて。

無限の彼方へ　さぁ行くぞ。

では、ごきげんよう。

IMAGINE　-BRANDING AND DESIGN-
イマジン −ブランディングアンドデザイン−
CREATIVE DIRECTOR  霜方 和弘